近年では、共働きの夫婦が増え、妊娠しても仕事を辞めず、産休がとれるようになるぎりぎりの時期まで家計を支えるために働きたいという「働く妊婦さん」が増えています。
つわりがひどい時の満員電車での通勤や、お腹が大きくなってきてからの満員電車の通勤は本当に精神がすり減りそうなほど、苦しくて辛くて、お腹の中の赤ちゃんが苦しまないか、人に押されて流産でもしてしまわないか、と~っても不安に思ってしまいますよね。
しかもそれが毎日、毎日、産休までの長い間続くと思うと、「え?これ、無理ゲーじゃね?」と思ってしまいます。
そして、ただでさえ身体がつらいのに、満員電車にもまれてそこから仕事が始まるなんてもう嫌になりそうですよね。
そこで、本日は、妊婦さんが満員電車を少しでも快適に乗車するための6つの方法について考えていきたいと思います。
目次
1 電車への乗車方法を考えてみる
満員電車への乗車方法を考えてみましょう。特に妊婦さんは乗車時と降車時に人にぶつかったり、押されたりして身体に負担がかかる場合が多くありますので安全な乗車法を抑えましょう。
まずは、車内までは通常通り乗車し、車内に入ったら後ろ向きになって、乗車したドアを前に見るような形で人の流れに押されるように安定して身をおける場所を探しましょう。乗車人数が多すぎてさらに押される場合は、手を前に組んで出し、押してくる人の背中に当てるようにしてお腹を押されることをガードします。
乗車した後に後ろ向きになり、乗車したドアを見るようにすることで人の流れが目に見えるため次の動きに備えることができますし、流れと逆の方向を向くことで、無理に押してこられた場合に足で踏ん張る事ができるようになります。
2 電車内でのポジション取りも重要
電車に乗車したらいち早くポジションどりを行いましょう。
妊婦にとって最も適したポジションは優先席の前です。ここなら満員時でも妊婦に気がついてくれて席を譲ってくれる人もいますし、座席の前は比較的スペースがとれる場合が多いため、座れなくてもある程度のスペースを確保することができます。
電車の揺れにも吊革やポールにつかまることで踏ん張ることができます。
次に良いスペースは、優先席ではないが、座席の前のスペースです。理由は上記と同じです。
そして、もっともよくない位置はバッドポジションは、乗車ドアの前や、その付近の踊り場の様なスペースです。
ここは停車駅ごとに人の流れに押されますし、人が最も密集している場所です。
首都圏の満員電車ですとこのスペースにいると、人に挟まれて、身体がしばらく浮いて身動きがとれないほどに混雑している場合がありますので、絶対にこの場所に留まらない事が重要です。
3 マタニティーマークはつけるべきか?
電車の中には、様々な人がいます。日本人のモラルが高まってきた近年でさえ、人の幸せを踏みにじる人間や、人の不幸を願う人が電車内には一定数存在します。
そして、早朝の満員電車というストレスが相まって、あなたに偶然をよそおって危害を加えてくる人も決して少なくありません。
ある妊婦さんは、電車内でサラリーマンの男性にわざとカバンをお腹にぶつけられ、その場で流産しました。
また、ある妊婦さんは、マタニティーマークをつけて座席の前に立っていたところ、ある50代くらいの男性サラリーマンに「妊婦が早朝の満員電車に乗るなんて非常識だろ、座れると思って甘えるんじゃない」といった意味不明な暴言を浴びさせられたそうです。
この様にマタニティーマークをつけている事で、逆にリスクを負ってしまう場合もあるため、最近では、電車内でマタニティーマークを隠してしまうという妊婦も増えてきているようです。
電車の中ではマタニティーマークを隠すべきかという疑問には、通常車両では隠した方が良いが、女性専用車両では高らかに掲げた方が良いと筆者は考えています。
それは次の項目でお話しましょう。
4 妊婦は女性専用車両に乗るように心がけよう
上記で紹介したとおり、早朝の満員電車内はサラリーマンたちの戦争です。特に男性のサラリーマンは妊娠という概念を理解していない人が多く、その辛さを思いやる心に掛ける人が少なくないことが現実です。
妊婦が通勤で満員電車に乗る場合は必ず女性専用車両に乗車しましょう。女性専用車両であれば、基本的には女性しか乗っていないため、上記のようなリスクは極端に下がります。
特に妊娠出産を経験した女性であれば、あなたの辛さをわかって、席を譲ってくれたり、あなたの身体を気遣ってくれる可能性が高まります。
思い切ってここはマタニティーマークを高らかに掲げる気持ちでカバンにつけておきましょう。
妊婦さんの味方の女性はたくさんいらっしゃるはずです。
5 途中下車する人を徹底マークしよう
毎日同じ電車の同じ車両に乗っているとわかってくるのですが、電車に乗っている人の中には、毎日必ず同じ座席の同じ位置に座っている人をたまに見かけます。
この様な人は、当駅始発駅から乗車している人が多く、必ず座って通勤ができるというある種の特権をもった人達と言えるでしょう。
そして、運が良ければ、自分が乗車した次の駅や、次の次の駅で降りるという人を見つけることができるかもしれません。
初めは、いろんな車両の色んな位置に立ってみて、この様な人達がいないかを目立たないように探してみましょう。
運よくそんな人を見つけたらチャンスです。今後は必ずその人の座席の前に立つようにしましょう。そうすれば、その人が降りるタイミングで必ず座って通勤ができるようになります。
6 車内での必須アイテムは「マスク」
電車内には狭い空間の中にたくさんの人が密集しています。そのため細菌や雑菌、ウイルスなどが縦横無尽にまっています。また、吊革や手すりなど、車内のあらゆるところに様々な人の手が触れられ車内は決して清潔とはいえません。
妊婦になると免疫力が低下し、通常ではかからない様な様々な病気にかかりやすくなります。病気によっては胎児に重大な影響を与えるものもあるため、細心の注意を払うべきといえるでしょう。
細菌やウイルスの主な感染経路は、細菌のついた手で、無意識に鼻や口を触ってしまう事での感染が非常に多いため、マスクをつけることが非常に効果的です。
7 電車の中で無心に過ごせる方法を見つける
乗車時間が長くなればなるほど、疲労やストレスが溜まります。妊婦の過度な疲労やストレスは胎児の健康な発育を妨げることだってありますので要注意です。
少しでもストレスを減らすためには周囲の音をシャットダウンするために音楽やラジオを聴いたり、ゲームをしたり、小説を読むことに集中したりすることで少しでもストレスを軽減することができるでしょう。
車内での時間のつぶし方については人それぞれと言えるので、自分にあった車内の時間の使い方を見つけましょう。
いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介した方法は、どうしても満員電車に乗らなければならないという人のための方法です。
やはり一番良いのは妊娠中の満員電車は避けるという事なのですが、そうも言ってられない人も多くいらっしゃると思います。
体調が本当に悪い時は無理せず途中で下車したり、座っている人に声をかけて席を譲ってもらう事をお勧めします。
妊娠中の無理は禁物ですからね。
それでは本日は以上となります。
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